1974年創業の老舗和菓子店「御菓子司 華月」(以下:華月)は、鵠沼海岸駅から徒歩5分の場所にあります。
小田急江ノ島線の線路沿いに位置し、壁に掲げられた「華月」の看板が目印です。
お店の前を通ると店内にお客様がいるのが見え、お盆や年末年始の時期には店の外まで列をなすほどの賑わいを見せます。
和菓子店というと贈答用に購入するイメージが強いですが、華月では自宅用に購入する方が多いのが特徴です。
地元の人々にとっては、特別な日だけでなく普段のお茶請けやちょっとした休憩のお供として、サクッと買いに行く日常に溶け込んだような存在の和菓子店となっています。
懐かしさ感じる温かみのある店内には、季節感溢れる和菓子がたくさん
お店の雰囲気は温かみがあり和の雰囲気が漂っていて、どこか懐かしさを感じられるような居心地の良い空間です。
華月では良質な材料にこだわり、納得のいく素材しか使用しません。
その中でも人気の果乃菓シリーズは、旬の農産物や厳選した素材を使って作られています。
大福の種類も豊富で、苺大福、ぶどう大福、江之浦みかん大福、湘南ゴールド大福、黄金柑大福、曽我のはちみつ梅干大福、湘南トマト大福、すもも大福、ブルーベリー大福、いちじく大福など、旬の地元野菜や果物がふんだんに使用されています。
10月下旬にお店を訪れた際には、いちじく大福、ぶどう大福、みかん大福、栗大福が店頭に並んでいました。
お店の方にお話しをうかがってみると、今の時期は特にいちじく大福が人気とのことです。
厳選した生のいちじくを煮崩れしないようにコンポートに仕上げ、これを丸ごと一つ使用している贅沢な一品です♪
地域とのつながりを大切にするお店
華月は、湘南・鵠沼の名産や魅力を、和菓子を通してお客様に伝えています。
例えば、湘南の名産である湘南ゴールドを使用した和菓子や、地元で収穫された素材を活かした季節限定商品など、地域の特産品の魅力も発信しています。和菓子のおいしさだけでなく、湘南・鵠沼に根付いたお店だからこそ、地元の方から長く愛され続けているのかもしれません。
絶品!地元の人々に長く愛され続ける鵠沼最中
鵠沼最中は、ふじさわ観光名産品認定商品として華月のロングセラー商品で、地元の人々に長く愛され続けています。
鵠沼最中の模様が特徴的で、袋を開いたときに見える最中のフォルムが可愛らしいです。
贈答品や自宅でのお茶請けとして購入されていく方も多く、大きな求肥入りの粒あんと栗の丸一粒入りのしろ餡の2種類があり、どちらも本当においしいです♪
鵠沼最中に並ぶ人気な商品として、鵠餅も地元の人々に長く愛され続けています。
こちらも鵠沼最中同様、ふじさわ観光名産品認定商品とされています。
見た目はどら焼きのようですが、生地がとにかくもっちもちで、商品名の餅にぴったりな食感です!
この食感の正体は、生地に使用されている米粉です。
他では味わうことができないやみつきになるおいしさ。私も子どもも鵠餅が大好きで、来店するたびに必ず買っています!
子どもたちにも大人気!焼印の種類が豊富などら焼き
和菓子の中では子どもたちに大人気のどら焼きですが、華月のどら焼きは種類が豊富です。
季節ごとに焼印が変わり、来店時には季節ものとしてハロウィン仕様のどら焼きが並んでいました。
いつもはスマイルどら焼きが欲しいと言う息子が、今回はジャックオランタンの焼印が入ったハロウィン仕様のどら焼きが欲しいということでこちらを購入。
可愛らしい見た目のどら焼きで絶品です!生地はふんわり柔らかく、あんこが甘すぎずほどよい甘さで、いくつでも食べられそうなほどです。
現在店頭に並んでいるどら焼きは、湘南スマイルどら焼き、ハロウィンどら焼き、ありがとうどら焼き、鵠沼どら焼き、カワセミくんどら焼きと種類豊富で、毎回子どもが楽しんで選べるのもありがたいです!
「御菓子司 華月」は、和菓子のおいしさと温かさを感じさせてくれる地域に根付いた和菓子店です。
こだわり抜いた素材、そして季節感を大切にした華月の和菓子は、鵠沼の風景や季節の移ろいを感じさせてくれます。
和菓子好きはもちろんのこと、日常の中で少し贅沢なひとときを楽しみたい方は、ぜひ一度「御菓子司 華月」を訪れてみてください♪
御菓子司 華月
住所:神奈川県藤沢市鵠沼海岸7-17-15
アクセス:小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」より徒歩約5分
TEL:0466-34-1305
営業時間:9:30-18:30
定休日:不定休