今日は、以前から気になっていた藤沢中華酒場 星都 seito(以下、星都)へランチに伺いました。
藤沢駅南口から徒歩約3分という立地ながら、地下にひっそりと佇む隠れ家的な雰囲気と、本格的かつリーズナブルな料理が楽しめるお店です。
お昼からちょっと贅沢気分を味わえる、そんなひとときをご紹介します。
藤沢駅から徒歩約3分。隠れ家的なお店

星都がある場所は、藤沢駅南口から徒歩3分の雑居ビルの地下。ドン・キホーテがある大通り沿いのビルです。

賑やかな立て看板が目印です。この看板がなければ、気づかずに通り過ぎてしまいそう。
しかし、そのひっそり感こそがなんだか特別な期待をくすぐります。まさに隠れ家的なお店です。

階段かエレベーターで地下1階へ降りることができます。降りるとすぐに見えるこちらのお店が、星都です。

店内に入ると、赤と白と茶を基調にしたモダンな内装と落ち着いた照明が迎えてくれます。中華らしさをしっかり感じつつも、派手すぎず、どこか気品のある空間です。
店内は広々としていて、テーブル席が10卓以上。通路も広めに取られていて、居心地は上々です。
グループはもちろん、おひとり様や女性のお客さんの姿も見かけました。入りやすい雰囲気ですね。
ランチメニューは本格的かつリーズナブルでおすすめ!
今回のお目当てはランチメニューです。
5種類の定食から選べて、なんとすべて税込1,000円。これはお得ですね。

餃子定食・3種の焼売定食・麻婆豆腐定食・ユウリンチー定食・ルーローハン定食となっており、すべて小鉢とスープがついてきます。
暑さにやられそうなこの日、自然と辛いものを求めて麻婆豆腐定食を選択。ご飯の量をリクエストできたので、少なめでお願いしました。
定食だけでもお得感があるのですが、昼からちょい飲みHAPPYHOURの言葉にも惹かれます。
サントリー生ビールが300円、これはもう頼むしかないでしょう。他のお客さんも、やっぱりお酒を注文している方が多かったです。
注文してすぐにビール、そして少し間を置いてメインの麻婆豆腐定食が到着。料理が来るのが早いです!

木のお盆に乗って、麻婆豆腐、ご飯、スープ、小鉢が2品のバランスよい構成。これで1,000円はとても豪華です!
さっそく麻婆豆腐を一口。辛味はしっかりあるものの、激辛ではなくピリ辛といったところ。
豆板醤と甜麺醤の旨みがじんわり広がり、挽き肉と豆腐の食感もよく、ご飯が進むおいしさです。
誰でも食べやすい味になっていますが、卓上には山椒と一味が用意されていて、辛さの調整も可能です。
私は辛いもの好きなので、食べ進めながら少しずつ山椒を追加していきました。
すると、舌にビリビリとくる痺れが立ち上がり、汗がじわっと。唇の端がヒリヒリするあの感覚が、なんともクセになります。
ちょい足しで自分好みに仕上げられるのも、この店の魅力かもしれません。
丁寧で気配りを感じる接客も♪
メインの麻婆豆腐だけでなく、セットのメニューも紹介します。
まずはあっさりとした中華風のスープ。味が濃いメインのあとに、ほっとするようなスープはありがたい存在です。

そして、小皿料理がまた素晴らしかったです。
1つ目は中華風のお漬物。さっぱりとした味付けにきゅうりのシャキシャキとした食感がたまりません。お酒のおつまみにも良いですね。
2つ目は春巻き。パリッと揚がった皮の中には、野菜中心のあんがたっぷり詰まっていて、噛むたびに旨みがじゅわっと広がります。
思わず、この春巻きをもっと食べたい……と感じました。
本格的でありながら、ボリューム満点でリーズナブルな料理も素晴らしかったですが、店員さんの接客も印象的でした。
元気いっぱいの接客というのではなく、自然で落ち着いた丁寧な接客。食後すぐのタイミングでお冷はいかがですか?と声をかけてくれるなど、さりげない気配りを感じることができました。
星都は、いわゆる街中華やファミレス、居酒屋ともひと味違う、新たな選択肢になりうるお店だなという感想を持ちました。
また違う定食も試してみたいですし、夜のアラカルトにも期待が膨らみます。
次は誰かと一緒に来るのもいいな、そんなふうに思わせてくれる一軒でした。
藤沢中華酒場 星都 seito
住所:神奈川県藤沢市南藤沢19-13 一水ビルB1F
アクセス:JR東海道本線、小田急江ノ島線「藤沢駅」から徒歩約3分
TEL:0466-90-5420
営業時間:11:45-23:00(ランチセットは11:45-15:00、料理L.O. 22:00、ドリンクL.O. 22:30)
定休日:なし
駐車場:なし