先日自宅に届いた藤沢市の広報の表紙に、幻想的でステキな写真が載っていました。
それを見た我が子から「ここに行ってみたい」というリクエストもあり足を運んだのが、今回ご紹介する「江の島灯籠2022」です。
江の島島内を舞台に8月31日まで毎日開催されています。18時から20時30分の点灯時間中は、いつもとはガラリと違う雰囲気の江の島を楽しめますよ!
江島神社がまるで別世界!圧巻の「光の絵巻」
「江の島灯籠」は今年で15回目。日本夜景遺産にも認定されている夏の風物詩です。期間中は島内各所にさまざまなデザインの灯籠1000基が並びます。
島の入口から仲見世通りを抜けた先にある江島神社では藤沢市出身の空間デザイナー・長谷川喜美さんによるインスタレーション「光の絵巻」がおこなわれていると聞き、まずは江島神社へ。
昨年に続く開催ですが、今年はさらにスケールアップしたとのこと。「瑞心門」が華やかな光で包まれ、昼間とは全く違う雰囲気に圧倒されました。
「光の絵巻」は江の島誕生の伝承「江島縁起」から着想を得たそうで、天女と五頭龍の伝説を動く光と音で演出しています。
数場面あるため、その様子を撮影、解説しながらライブ配信をしている人の姿もありましたよ!
その先の「辺津宮」を目指す道中も、海や空をイメージしたという青い光と灯籠の灯りで幻想的な雰囲気。こちらは今回初めての試みだそうですが、まるで絵巻の中にいるかのような気分を味わえました。
恋愛のパワースポットならではの演出
天女を祀っている「辺津宮」に到着しました。こちらでも光の演出が楽しめます。
先ほどの「瑞心門」は天女と五頭龍の出会いなどがテーマでしたが、恋愛のパワースポットとしても知られる辺津宮では、天女と五頭龍の恋が成就する様子を表しています。青とピンクの柔らかな光が辺津宮を照らし、周辺の木から辺津宮まで天女がおりてくるような演出もありました。
浴衣姿で夕涼みもおすすめ!
辺津宮から先へ進むと、さきほどまでの華やかさから一転、静かな夏の夜の雰囲気に。
灯籠の灯りが涼しげに感じられます。「中津宮」付近は海岸線の夜景も楽しめるスポット。カップルや家族連れはもちろん、浴衣で散策する人やビジネスバッグを持ったサラリーマンとおぼしき人の姿もあり、思い思いに楽しんでいました。
無料開放中のサムエル・コッキング苑には影絵灯籠も
階段をのぼり切り、江の島の頂上に到着です!
頂上にあるサムエル・コッキング苑内には島内でここにしかない「江の島縁起 影絵灯籠」や影絵遊びを体感できるスポットがあります。
しかし、ここで私は痛恨のミスに気が付きました。なんとサムエル・コッキング苑の最終入場は19時30分。時計を見ると数分過ぎていました…。私と同じように入口で残念がっている人を多数見かけましたので、これから行く方は要注意です!
ちなみに普段は入場料が必要なサムエル・コッキング苑ですが、今年はリニューアル工事のため、9月30日まで無料開放されています。
柵越しに苑内の様子を撮影させていただきました。影絵灯籠には天女と五頭龍のさまざまな場面が描かれているようなので、伝説「江の島縁起」への理解を楽しみながら深められそうですね!
穴場!亀が岡広場で写真映えスポットを発見
灯籠はこの先の江の島岩屋や江島神社「奥津宮」まで続いていますが、子どもを連れてきていたこともあり、島の入口まで戻る時間も考えてこの先は断念。
「せっかく頂上まで歩いたし、江の島らしい記念写真でも…」と思い、ふらりと入った亀が岡広場で見つけました。江の島のシンボル「シーキャンドル」と灯籠を一枚の写真に収められるスポットです!亀が岡広場はサムエル・コッキング苑の隣にある見晴らしの良い広場ですが、意外にもこちら側に歩いてくる人は少なく穴場だと思います。
お店の前に飾られた灯籠も必見!
再び階段をおり、島の入口まで戻ります。「瑞心門」付近着くと今度は華やかな「花火」の演出を見ることができました。「江島縁起」のストーリーのほかに、今年は厄災を祓う気持ちや現代の美しい江の島絵の夜を表現して「花火」の演出を加えたのだそうですよ。
江の島灯籠2022の雰囲気は伝わりましたか?
期間中は島内の各所に店やスポットの名前の入った灯籠も飾られています。
ぜひ歩いて眺めて楽しんでみてください。
江の島灯籠2022
住所:神奈川県藤沢市江の島
アクセス:小田急線「片瀬江ノ島駅」から徒歩20分前後
江ノ島電鉄「江ノ島駅」から徒歩20分前後
湘南モノレール「湘南江の島駅」から徒歩20分前後
開催期間:2022年7月23日(土)‐8月31日(水)
開催時間:18:00‐20:30(土・日・祝は21:00まで、雨天・荒天中止)