命の危険を感じるほどの暑さが続く毎日。気づけば冷房のきいた部屋で一日中ぼんやりと過ごしてしまった…！なんてことはありませんか？
夕方なら少し涼しいかも…？と思い立ち、外で遊びたい盛りの子どもたちを連れて、気になっていた公園へ散策に出かけてみました。
7月16日にオープンしたばかりの「遠藤笹窪谷公園」。その名の通り、藤沢市の北部、遠藤にあります。この日初めて訪れましたが、とってもステキな公園だったのでご紹介します！
湘南台駅、辻堂駅からバスで 車での来園もOK
遠藤笹窪谷公園へは湘南台駅または辻堂駅から「慶応大学」行きのバスに乗り、終点の「慶応大学」で下車徒歩8分ほど。バス停の向かいにある湘南慶育病院とコンビニエンスストアの間の道を進むと迷わず到着できると思います。
車の場合もその道沿いに12台分無料の駐車場が設けられていました。
身体の不自由な方向けの駐車場（4台）や駐輪場（28台）は、さらに先へ進んだところにある公園の入口にありますよ。
目の前に広がる谷戸の景観を楽しんで
駐車場から歩くこと1、2分。公園の入口に到着しました。
遊具などはありませんが…
「ひろーい！！」
どこまで続いているのか先が見えません。
それもそのはず、ここは藤沢市内三大谷戸の一つ「遠藤笹窪谷」の一角に整備された公園。谷戸と公園の境目が入口からパッと見ただけではわかりません。公園としては約2.5ヘクタールの広さがあるそうです。
ふと隣を見ると来園者用トイレなどを備えた管理棟に「展望デッキ」の文字が見えました。
ちょうど開放時間中だったので、2階のデッキへのぼってみます。
デッキは一般住宅のバルコニーのような雰囲気で、屋外です。
見てくださいこの景色！！
どこまでも続く緑がまるでゴルフ場のようで、かなりいい眺め！
タイミングよく貸し切り状態の風景を写真におさめることができました。
菖蒲園や田んぼ、多数の草花…生き物の観察もおすすめ
遠藤笹窪谷は生態学的に市内でもトップクラスの自然環境と評価されている場所です。その特長を生かして、園内にもカキツバタなどを鑑賞できる菖蒲園や田んぼが整備されていて、草花もたくさん植栽されているそう。季節によって違った風景を楽しめそうですね。
展望デッキのあった管理棟も自然保護団体の活動拠点や環境教育の場として2023年度から「生物多様性サテライトセンター」として本格運用するのだそうです。
散策路を歩いてみるとさっそく、ガマの穂を発見しました。
ここには周辺の浸水被害軽減の役割を果たす雨水貯水池があり、小川も流れています。水辺にはアメンボやトンボなどの生き物の姿をたくさん見ることができました。
子どもたちも興味津々。周囲の谷戸景観もステキですが、じっくりと生物観察するのもおすすめです！
日没が近くなるにつれ、涼しくなってきたので人の姿が増えてきました。
ランニングをしている人、犬の散歩をしている人、親子や夫婦で散策している人がいましたが、絵画や写真撮影を楽しむにも抜群の場所だと思います。
散策路沿いにはところどころにベンチがあり、休憩もできます。テーブル付きの席もいくつかありました。過ごしやすい時期はお弁当を持参して家族や友達と楽しむのも良いですね！
そうこうしているうちに、公園の端に到着！！
散策ルートがいくつかありますが、公園の真ん中を通る道をまっすぐ歩いて3分ほどでした。入口で見た感じから想像していたよりはすぐに着いた気がします。
江ノ島で有名なあの小鳥たちがここにも！
さて、入口まで戻ろうか…というタイミングでコレを見つけてうれしくなりました！
ご存じですか？小鳥付きの車止め「ピコリーノ」です。
藤沢市内では江ノ電江ノ島駅前にある「ピコリーノ」が“江のピコ”と呼ばれ、親しまれています。地元の方が小鳥に手編みの服を着せたことで、とても有名になりました。
同じものがこの公園にもあるなんて！自然の風景に溶け込んでいましたよ。
少し見つけにくい場所にありましたが、かわいいので探してみてください！
最後に、公園内に手洗い場はありましたが、現時点では自動販売機や飲料用水を確保できる場所がありませんでした。特に暑い時期は飲み物を持っていくことをおすすめします。
癒し効果抜群の「遠藤笹窪谷公園」。四季折々の風景が楽しめそうなので、ぜひ時期を変えて何度も訪れてみてください。
遠藤笹窪谷公園
住所：神奈川県藤沢市遠藤4840
アクセス：JR「辻堂駅」から慶応大学行バス「慶応大学」下車徒歩8分
小田急江ノ島線「湘南台駅」西口から慶応大学行バス「慶応大学」下車徒歩8分
相鉄いずみ野線「湘南台駅」西口から慶応大学行バス「慶応大学」下車徒歩8分
横浜市営地下鉄「湘南台駅」西口から慶応大学行バス「慶応大学」下車徒歩8分
