ふっとお蕎麦が食べたくなり、近所にお店を構える「鵠沼海岸 蕎麦兄(そばにい)」へ行きました。
ランチタイム過ぎの午後にもお店の中休みを気にせず、おいしいお蕎麦がいただける蕎麦兄。揚げたて天ぷらや気の利いた蕎麦前が楽しめる、お気に入りのお店です。
サーファーや地元住民に愛され、頼れる蕎麦兄

蕎麦兄は、先代が藤沢市の長後で40年築いた、そば処嶋田庵の味を受け継ぎ、2018年に鵠沼海岸にてオープンしました。
店主の嶋田さんは海をこよなく愛するサーファーで、サーフィンをしている時に仲間に呼ばれたソバニイをそのまま店名にしたそうです。
お店は引地川沿いにある一軒家店舗で、すぐ先は海岸線(国道136号)。
店内のテレビモニターからサーフィン映像が流れ、和モダンな新しさを感じさせる本格的なお蕎麦屋さんです。
カウンター8席とおしゃれで大きなテーブル席の1階、そして2階の二人掛けテーブル席の全28席。着席時で10人まで予約可能です。
1人でも入りやすくて、大家族のお食事会にも最適。私が伺った時は車椅子の年配の方が孫を引き連れ、家族でお食事されていました。
従業員の女性がとても親切に対応されていたのが印象的で、幅広い年齢層のお客さんが集まっていることがうなずけます。
ランチタイムを過ぎてもお客さんがひっきりなし!大変にぎわっています。
休憩時間を設けないのは、訪ねて来るお客さんの期待を裏切らないためだそう。
混雑する時間帯を避け、くつろぎたい私にはうれしい心遣いで、14時過ぎのアイドルタイムと呼ばれる時間帯に伺うようにしています。
絶品の蕎麦前を楽しむ

私のお気に入りは、気の利いた蕎麦前メニューが楽しめることです。
揚げたての天ぷらは海老と季節の野菜の盛り合わせ。そのほかシーズンのおすすめ素材を活かした特別メニューが加わります。
今回はフワフワのかわはぎと牡蠣の天ぷらをおいしくいただきました。

屋久島産のトビウオを使った自家製さつま揚げ、自家製ぬか漬けのお新香は必ずオーダーする定番メニューです。

名物厚焼き玉子は、優しい甘さと風味で素材の良さを感じます。

心のこもった蕎麦前を酒の肴に、至福の時を過ごします。この日は蕎麦湯割りの蕎麦焼酎と蕎麦づくしで、まず身体をあたためます。

そしてレモンサワー。実は私が最初に蕎麦兄の味に感動したのは、女将さんが作るレモンサワーのおいしさです。
蕎麦前として飲んだレモンサワーがたいへんおいしくて、カウンターで作り方を観察させていただいたほど。
心をこめて作られていることが伝わってきて、料理はどれも間違ないおいしさ。
丁寧な仕事こそがおいしさを生む!という格言を当たり前にこなせるお店は貴重です。
こだわりの江戸前蕎麦
いよいよお蕎麦を楽しみます。
厳選した国産蕎麦の実を、毎日石臼で自家製粉して打つ新鮮で香り高いお蕎麦。
深みある蕎麦汁は、最高級の利尻昆布と枕崎の最高級本鰹をふんだんに使い、濃く煮出した江戸前の味が自慢だそうです。
蕎麦兄で扱うのは、繊細な更科そば無骨な田舎そばと並ぶ、いわゆる並そば。
実の中心寄りと表皮寄りの部分をバランスよく製粉し、二八で打つことで、そばの香りとキレのあるのど越しが生まれ、江戸庶民に親しまれたそうです。
蕎麦は飲み物、とも表現される通り、鮮度を感じる芳醇な香りとキレのあるのど越しを生むツルッとした弾力はまさに職人技で、たまらなくおいしいです。

連れは、冬限定メニューの濃厚牡蠣だし温蕎麦をオーダー。
お蕎麦の後にご飯が付いて、牡蠣の旨味たっぷりの蕎麦汁に浸しておじやのようにいただけます。私も一口いただきましたが絶品でした。

私はいつも蕎麦前にお酒をたしなむため、注文はせいろ一択です。お食事中心の方にはセットメニューがおすすめ!
天丼セット・野菜天丼セットは揚げたての天ぷらが楽しめ、セットのお蕎麦はせいろまたはかけが選べます。
ご飯とお蕎麦それぞれ大盛が注文できるのは、お腹を空かした常連サーファーのためなのかもしれません。
シメにいただく蕎麦湯は至福の味

シメには白濁してトロトロの蕎麦湯を残りの蕎麦汁に注ぎ込み、ワサビを少し加えていただきます。
これがまた絶品で、お腹いっぱいなのに優しく包まれるように胃がスッキリ!江戸前蕎麦汁の旨味を楽しみつつ、さっぱりした食後の余韻を味わいます。
お蕎麦屋さんの出汁の風味とかえしたっぷりのジュ―シなカツ丼にも興味津々なので、次はカツ丼セットにチャレンジしてみたいと思います。
みなさんもぜひ一度、蕎麦兄の本格江戸前そばを味わってみてください。
鵠沼海岸 蕎麦兄
住所:神奈川県藤沢市鵠沼海岸4丁目8-11
アクセス:小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」から徒歩約12分
TEL:0466-53-7512
営業時間:11:30-21:00(L.O20:30)
定休日:水曜日・木曜日
駐車場:有5台


















