大豪邸が軒を連ねた辻堂東海岸地区は、世代の移り変わりと共に、新興住宅が立ち並ぶ新たな街に変貌しつつあります。
今回ご紹介するのは、かつてはにぎわった地元プチモール商店街がひっそりとする中で、今も変わらぬ存在感の町中華 「東豊本店」。
これぞ、絵に描いたような町中華の店構え

出前機を搭載したスーパーカブが停車する店先には、お馴染みの中華そばの暖簾がさがります。
時代の流れにこびない、ありのままの姿。地元愛がにじみ出ていますね。
この地で創業して60年以上の東豊本店は、近隣への出前や地域で働く職人さん胃袋を満たす地元の食堂という立ち位置を守り続けています。
子供の頃は家族で外食がこの上ない贅沢だったな……と懐かしみながら、暖簾をくぐり店内へ入ります。
思いっきり昭和のレトロ空間にほのぼの
4人掛けのテーブルが4卓と3人掛けカウンターがある店内は、思い切り昭和の雰囲気。まるで映画のセットのようです。
カウンターの向こうの厨房では、お昼時の出前注文の電話が鳴り、店主が忙しく中華鍋を振るいます。
一人でも暖簾をくぐりたくなる町中華。そんなニーズに答えるスタイルに乾杯です。

私はビールを注文しました。ゆったりとランチタイムを過ごします。
冷えた瓶ビールはこのロケーションにバッチリ!しかもお財布にやさしい価格設定です。

シナチク(メンマ)が付いてくるのがうれしいですね。

ボリューム満点の定食メニューはとてもリーズナブル。最近になり価格改定をされましたが、それでも割安感は変わりません。
ゆっくり時間が流れるレトロな店内に包まれ、懐かしい気持ちでメニューを選びます。
中華なのにオムライス……?

さあ、私が注文したオムライスができあがりました。
町中華のオムライスは直球ど真ん中勝負でヒネリは一切なし。これぞオムライス!といった満足感です。
中華スープをすすりながら食べるケチャップライスに合わせ、餃子をひとついただきます。
一見、想像がつかないような組み合わせも、東豊本店の醍醐味です。

連れはラーメンのサービスセットでボリューム感たっぷりの焼き肉セットと格闘するのが常ですが、この日は五目チャーハンをオーダーしていました。
概念を覆す鶏肉・海老・シイタケ・ニンジンの甘露煮とかまぼこの具材をのせた五目チャーハンは、東豊本店のちょっとした名物です。
刻みなるとがたっぷり入ったチャーハンと餃子は、ギトギト感のないサッパリとした味わいで、我々にはジャストフィットでした。

モッチリとした皮にニンニクの効いた野菜多めの餡がたっぷりと詰まった餃子は絶品で、冷えたビールと相性抜群。
オムライスと餃子、瓶ビールという、町中華の異色な組み合わせに大満足です。

後日、再度お伺いしてラーメンセットをいただきました。
王道のしょうゆラーメンは大変おいしく、控えめながら堂々とした完成度です。
地元民の胃袋をしっかり支えてきた歴史も感じられました。
みなさんも地域に根付いたレトロ町中華 東豊本店、ぜひ一度ご賞味ください。
東豊本店
住所:神奈川県藤沢市辻堂東海岸3丁目3-18
アクセス:小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」から徒歩約20分
江ノ電バス鵠沼車庫路線「辻堂駅」から「東海岸」で下車し徒歩約5分
TEL:0466-36-6662
営業時間:11:00-19:00
定休日:金曜日
駐車場:なし


















