運動公園でSL展示にミニSL体験も楽しめる!鵠沼海岸「八部公園」

夏にプールで人気の「八部公園」。我が家は季節を問わずプールや運動を楽しみに訪れています。

野球場やテニスコートもあり、藤沢市民の身近なスポーツの拠点として親しまれる他、高校野球の大会会場としても使用される大型の運動公園として、1年中多くの人が利用しています。

今回は公園内全体の様子と、毎月開催されている「ミニ鉄道運動会」というイベントの様子を中心にご紹介します♪

ヤシの木ならぶエントランス横は駐輪場と多目的広場

まずはじめに、ヤシの木がならぶ公園のメインエントランスを入ると、左手には広さがある駐輪場に自転車がズラリ。

奥に見えているアーチ型の建物は、以前ご紹介した「八部公園プール」です。

駐輪場の横は芝生の「多目的広場」です。
この日は、小さな子がボール遊びを楽しんでいました。
チームでサッカーの練習をしている様子を見かけたこともあります。

駐車場は92台!芝生広場はのんびり広々!

続いて、エントランスの右手は道路沿いが広い駐車場になっています。
92台収容とゆとりのある大きさで、公園利用者は2時間までは無料で利用できます。

駐車場から奥に見える野球場との間に、青々とした「芝生広場」が広がります。
この日は、レジャーシートを広げて寛いでいるファミリーや、バレーボールの練習をしているグループがいました。

藤沢市内で唯一!観客席を備える野球場!

園内に入った正面が、こちらの「藤沢市八部野球場」入り口です。

観客席のある公式野球場で、高校野球の神奈川県予選会場としても使われています!
湘南エリアの野球少年たちには、憧れの場所として知られています。

試合がある日は迫力のある声援が周囲に響いて、盛り上がりを感じることができます。

開放的なテニスコートは全8面!

園内には、砂入り人工芝のコートが7面、ゴム製のハードコートが1面、合計8面のテニスコートがあります。

公園の北側と道路を挟んだ南側のコートに分かれていて、青空が広がる開放的なコートです。
パコーン!と心地よい音が聞こえていました。

定番遊具がそろった遊具広場

テニスコートの奥まった場所に、ひっそりとたたずむ「遊具広場」。

テニスコート2面分ほどの敷地に、定番の人気遊具「ブランコ・すべり台・砂場」が揃っています。
ふじキュンのスプリング遊具もありました!

毎月開催!ミニSLに乗車できる「ミニ鉄道運転会」

毎月開催されている「ミニ鉄道運動会」というイベントに立ち会えたので、その様子をご紹介します!

この日は日曜日の2時過ぎ。
イベントのことは知らず、開催場所の「SL広場」を偶然通りかかったところ…
ちょうどミニSLの赤い車両にお客さんたちが乗り込んでいるところでした!

「SL広場」は、緑に囲まれた敷地の外周にミニ線路が走っていて、そこをミニSLで周回します。

ミニサイズの駅のホームには子どもの声で駅構内のアナウンスが入り、小さな信号機や踏切もあってミニチュアタウンのよう!

ちゃんと駅と券売所もこの通り!
駅名パネルや窓口など、想像以上のクオリティです。

乗りたい人数を伝えると、切符を渡してくれる仕組みです。
乗車料金は無料ですが、「カンパにご協力を」と書かれた入金機がありますよ。

子どもはもちろん、大人も乗車できます。切符を渡して、改札を通ります。
ここでも、駅係員さんは全員小学生!

テキパキと誘導してくれる少年たちに従いながら乗車し、「出発進行!」という掛け声でいざ出発!

蒸気を上げながらシュッシュと動き出し、踏切を通りすぎてトンネルのような緑の木々の中を進むのは、とても心地よかったです!

中には何度も何度も繰り返して乗っている子どもたちも多く見かけました。

鉄道業務をこなしていたのは、全て小中学生の子どもたち!
本物さながらの丁寧で真剣に取り組んでいる姿がとても印象的でした。

お話を聞いてみると、「ミニ鉄道運動会」は「藤沢SL少年団」という鉄道好きのボランティア団体によって運営されているとのこと。
車両の運転や信号切り替え、乗客の案内などの駅務係など、運行に関わる全業務を子どもたちがおこなうそうです。

出発前に、先頭車両にやかんで水を入れていたので気になっていたのですが…
なんと電気で動くのではなく、ボイラーと蒸気の力で走らせる本物の蒸気機関車と同じ仕組みになっているとのこと!

この日はSLの他に、こちらの緑色の江ノ電車両も走っていました。

本物の蒸気機関車C11-245「しおかぜ」展示!

こちらは「SL広場」の中央に展示されている本物の蒸気機関車C11-245「しおかぜ」。

この日はちょうど整備をされているところでした。
サビを落としたり、油で磨いたりと大切に整備しているからこそ、今もこれほどキレイに保全されているのですね!

線路と同じ目線で車両の下を覗き込めたり、ホームの高さから眺めたり、写真を撮っている親子をたくさん見かけました。

ホーム側からは運転室を眺めることができます。
黒塗りの重厚感あるギアやハンドルが並び、現役で活躍していた当時に思いを馳せてノスタルジックな気分になります。

「しおかぜ」は、1943年に製造され、藤沢駅にも乗り入れていた蒸気機関車とのこと。
1974年に役目を終え、その後こちらで保存公開されるようになって45年以上がたつそうです。

鉄道ファンのみならず、本物の蒸気機関車に触れられるのはワクワクしました!

「ミニ鉄道運転会」は、原則毎月第2日曜日に開催されています。
毎月の日時はSL広場HPで公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。

運動設備がそろい、本物のSLに触れられる「八部公園」。
みなさんもぜひ、「しおかぜ」に会いに行ってみませんか?

鵠沼運動公園「八部公園」
住所:神奈川県藤沢市鵠沼海岸6-12-1
アクセス:小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」徒歩10分
藤沢駅北口より鵠沼車庫行きバス「鵠沼運動公園前」下車 徒歩2分

電話:0466-36-1607(鵠沼運動施設事務所)
SL広場の開園時間:9:00-16:00 ※毎週月曜日、年末年始(12月28日~1月4日)

※新型コロナウイルス感染拡大等により、開園時間・開園日が記載と異なる場合があります。訪問時は事前に施設へご確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。