藤沢駅近くのカジュアル創作フレンチ!鵠沼花沢「ラ・ボンヌ・パレット」

さてお腹も空いたし、どこで食べようかな?と気楽にお店を選ぶ時に、「ちょっとフレンチは敷居が高いな」と感じられる方も多いのではないでしょうか。
気軽なパスタやピザに比べて、肉料理?メニュー名が分からない…と少し尻込みをするような。

そんな方にぜひオススメしたい、肩の力を抜いておいしいものが味わえる創作フレンチのお店「La Bonne Palette(以下、ラ・ボンヌ・パレット)」をご紹介します。

藤沢駅徒歩6分!青と白のストライプが目を引く外観

藤沢駅南口から辻堂方面へ歩いて6分ほどの住宅街に、「ラ・ボンヌ・パレット」はあります。

濃いブルーと白が港町を思わせる、こぢんまりとしたかわいらしい外観。
表に並ぶ鉢植えのグリーンや、メニューボードの美しい筆跡、ドアにかけられたリースに細やかな心遣いが感じられます。

店名と看板のフランス語でフレンチのお店と分かりますが、敷居が高いイメージはなく、温かみのある穏やかな空気に溢れています。

絵筆と白いパレットに描かれた店名のロゴ。
フランスを感じる粋なセンスながらも親しみやすいデザインは、お店の雰囲気にぴったりです。

1人でもグループでも利用しやすいアットホームな店内

店内に入ると、まずコートかけや飾り棚があり、こちらのオブジェがお出迎えをしてくれます。
なんとも言えない表情と、ぽっこりしたお腹がいいですね。
カウンター上の棚にはボトルがズラリ。

オープンキッチンのカウンターを中心に、ナチュラルな木目のテーブルが並ぶ店内はアットホームで居心地の良い雰囲気です。

20席ほどのテーブル席は、窓側のエリア、カウンター向かいの並びと、奥にある半個室のような空間に分かれています。
テーブルの配置や組み合わせによって、1人でもグループでも気軽に訪れることができると思います。

今回の訪問は平日12時半頃。
店内には、すでに8人ほどのお客さんが入っていました。
この日は久しぶりに会う友人と2人でランチを楽しみたかったので、事前に電話で席のみ予約をしていきました。

満席や貸切で入店できないことも何度か経験しているので、あらかじめ電話で空席の確認をしておくとスムーズです。

3種から選べる充実のランチコースがオススメ!

ランチは品数の異なるコースが3種類。各コースのメインプレートは週ごとに変わり、3つの中から選ぶことができます。

メニューは店外の黒板でも確認できます。

今回注文した「ソレイユ(太陽)」というコースは…

  • お食事をお待ちいただくあいだの一品
  • 野菜のスープ
  • メインプレート
  • 本日のデザート
  • 食後のお飲み物

1番シンプルなコースでこの内容!

更に他の「メール(海)」ではデザートの代わりにシェフ特製オードブルの盛り合わせがつき、「テール(大地)」ではオードブル盛り合わせとデザートの両方がついたコースになっています。

品数でコースを決めれば、あとは日本語で説明の書かれたメインプレートを選ぶだけ!

格式の高いフレンチ料理店での「見慣れないメニューで何を注文したらいいのか分からない…」というピンチとは無縁です。
これなら、子どもからご年配の方まで気楽に注文ができますね。

旬の新鮮な食材を活かした丁寧な料理に舌鼓

注文してすぐに提供された、こちらの前菜。

グラスに入った「ズワイガニと海藻のジュレ」は、青海苔の風味とジュレのまろやかな和の旨味がツルツルと口に広がります。

定番の「ニンジンのラペ」は、爽やかな酸味とクミンの香りが食欲を刺激する一品!

季節によって、ジュレの魚介やマリネの食材が変わったり、ヴィシソワーズがついたりと変化が楽しめますよ♪

熱々の「野菜のスープ」は、キャベツの甘味が体に溶け込む優しいお味。

こちらの自家製「フォカッチャ」は、毎朝焼き上げているそうです。
フワフワしっとりとした日本人好みの食感で、ついメインを待たずに食べ進めてしまいます。

メインプレートは「シェフの気まぐれサラダランチ」を注文。

見てください!このボリューム!

大皿にたくさんの野菜と生ハム、シーフード、チーズなどが彩りよく、積み重なるようにこんもりと盛られています。

添えられたカリカリのパンは、その長さに思わず声が出たほど!
割ってクルトンのようにサラダと一緒に食べると香ばしく、食感も加わっていいアクセントになっていました。

しっかりと食べ応えのあるサラダランチです!

こちらは友人が注文した「やまゆりポークの真っ黒煮込み」です。

このメニューは2008年の創業当時からのお店の看板メニュー!
バルサミコ酢と一緒に2日間じっくりと丁寧に煮込まれたお肉は、ナイフで簡単にほぐれるほどの柔らかさです。

お肉と脂の旨みが出てトロトロに仕上がったお肉と、酸味のある濃厚なソース、クリーミーなマッシュポテトの組み合わせが至福の一皿。

この日の食後のデザートは「コーヒーのムース」でした。

デザートも全て自家製で、他にはパンナコッタやイチジクのチョコケーキ、カスタードプリン、ソルベ、黒胡麻のクリームブリュレなど、どれも優しい甘さでオススメです。

食後のコーヒー、紅茶で締めくくり、大満足のランチが終了しました!

夜はアラカルトを中心にのんびりと味わえます!

ディナータイムは、フレンチビストロの枠にとらわれない定番メニューの他、アラカルトで四季折々の料理が楽しめます。

どのメニューも魅力的で、「何を食べてもおいしい」が我が家の合言葉のようになっていますが、その中でもずっとリピートしてやまないものをいくつかご紹介します♪

まず一つ目、ぜひ食べていただきたい「トマトのムース レモン風味」です。

初めて食べた時の驚きは今でも忘れられません。
トマトの甘味、旨味とレモンの爽やかな香りが口内に広がり、ムースのふんわりとした食感は舌の上で溶けていくようななめらかさ。黒胡椒のエッジが効いていて、絶品です。

こちらは「釜揚げシラスのオムレツ 生青海苔のクリームソース」です。
もう、毎日でも食べたいほどのお気に入りメニュー。
バターと卵が焼ける香りから幸せが始まる一皿です。

キレイなフワフワとろとろオムレツは、シェフのなせる流石の仕上がり。
中には見た目以上にシラスがぎっしり。青海苔の風味豊かなクリームソースと青ネギがたっぷりかかっています。
フォカッチャでお皿の隅までキレイに食べつくしたいメニュー。

家族や両親とも食べましたが、老若男女問わず自信を持ってオススメできます!

最後は、「シェフの気まぐれパスタ」です。
お客さんの好みを反映しつつ、毎回気まぐれ具合を楽しみに注文する一皿です。

その日の気分やオススメを相談するのも楽しいひとときになると思います。
明るく頼もしいシェフや、美しく穏やかな奥様との会話から、新たなお気に入りの一皿が見つかるかもしれませんね。

特別な記念日などは、ぜひコース料理の予約をオススメします!
予算やメニューの希望など、親身になって対応してもらえるので、安心してお任せできます。

都心では考えられないコストパフォーマンスの良さに驚くことも多い「ラ・ボンヌ・パレット」。一皿一皿丁寧に仕上げられたお料理は、どれも舌を巻くクオリティです。

シェフご夫妻の気さくな人柄とアットホームな雰囲気、カジュアルな中にも本格フレンチらしさがしっかりと感じられるお料理の数々。
ぜひ、みなさんも味わいに訪れてみてはいかがでしょうか?

「La Bonne Palette(ラ・ボンヌ・パレット)」
住所:神奈川県藤沢市鵠沼花沢町13-9 ハナザワビル1F
アクセス:JR東海道線・小田急江ノ島線「藤沢駅」徒歩約6分
TEL:0466-47-3230
営業時間:
月〜土曜日
ランチ  11:30-14:30(L.O.13:30)
ディナー 18:00-23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
定休日:日曜日

※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。訪問時は事前に店舗にご確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。