南藤沢・境川沿いの遊歩道「湘南桜並木」で季節の花めぐり散歩

湘南エリアでアジサイといえば、古都・鎌倉の名所を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

美しい景色が楽しめる一方、見頃の時期は多くの人でにぎわい、混雑や移動時間が気になることもあります。

「もう少し気軽に季節の花を楽しめる場所はないかな」と思い、今回は南藤沢の境川沿いにある遊歩道を歩いてみました。

境川沿いの遊歩道を歩くコース

今回歩いたのは、JR東海道線と境川が交差する大道橋から奥田橋までの区間です。

こちらがスタート地点の大道橋付近の様子。

遊歩道は境川に沿って整備されており、車道と分かれているため、周囲の景色を楽しみながら安心して散策できます。

訪れたこの日は、澄んだ青空と通り抜ける風が心地よい散策日和。川沿いにはツヤツヤとした緑が広がり、住宅が多く並ぶ街中とは思えないほど穏やかな雰囲気。

ウォーキングやジョギング、犬の散歩を楽しむ方々の姿も見られました。身近な日常の散歩コースとして親しまれている様子が伝わってきます。

歩き始めて間もなく、連なるように咲くガクアジサイを発見。

鮮やかな花色がパッと目を引く、濃いピンク色のアジサイも見つけました。

大道橋から奥田橋まではおよそ500メートル。ゆっくり歩いても、子どもやペットと一緒でも気軽に楽しめる、ほどよい距離です。

四季折々の草花や川の風景、鳥や魚の様子を眺めながら、自分のペースで歩けるのが魅力ですね。

「この先にはどんな花が咲いているんだろう?」とワクワクしながら、さらに遊歩道を歩き進めてみます。

アジサイやムクゲなど季節の花々を楽しめる

まず目を引いたのは、水彩絵の具のような透明感のある色合いのアジサイ。

場所によってさまざまなアジサイが並び、思わず足を止めて写真を撮りたくなります。

こちらは、ハイビスカスにも似た花を咲かせるムクゲ。これから次々と白い花が開き、夏の遊歩道を彩ってくれそうです。

うちわのような形のうちわサボテンは、黄色い花をポコポコとつけていました。
普段あまり見かける機会がない花だけに、思わぬ発見に少し得した気分。

サボテンを越えたところで、中間地点にあたる新川名橋に到着しました。

このあたりは、木々の枝葉が遊歩道を覆うように茂っていて、自然の木陰ができています。夏の日差しをやわらげてくれるので、歩いていても思った以上に快適に歩くことができました。

春は「湘南桜並木」として親しまれる桜の名所

新川名橋を渡り、さらに奥田橋を目指して歩きます。

すると、ここで急に雨が降り始めました。先へ進もうか迷っているうちに、ザーッと本降りに。ところが数分すると、今度は驚くほどあっさりと雨が上がりました。幸い、頭上を覆う桜並木の葉が傘代わりになり、あまり濡れずに済みました。

雨上がりの遊歩道は、しっとりとした空気に包まれ、どこか涼しげな雰囲気。この区間でもアジサイをはじめ、黄色や白、オレンジなど色とりどりの季節の花々が咲き、歩くたびに新しい景色に出会えました。

しばらく進むと、右手には緑豊かな奥田公園が見えてきます。遊具や広場が整備されているので、散歩の途中にひと休みしたり、子どもと遊んだりするのにもぴったりです。

そのまま奥田橋方面へ歩いていくと、「湘南桜並木」と刻まれた石碑を発見。

この遊歩道は春になると境川沿いの桜並木が美しく色づく、知る人ぞ知るお花見スポットでもあります。

春には桜が枝いっぱいに咲き誇り、遊歩道はまるで桜のトンネルのような景色に包まれます。

調べてみると、藤沢市内にはもう一つ、境川沿いのアジサイスポット「大清水境川アジサイロード」があるのだとか。

鷹匠橋から大清水橋までの約400mにわたり、約600株のガクアジサイが植えられ、毎年多くの人が訪れる名所とのことです。来年のアジサイシーズンには、こちらにも足を運んでみたいと思います。

季節の花を身近に感じられる境川沿いの遊歩道。散歩やジョギングの途中に立ち寄ったり、奥田公園まで歩いてひと休みしたりと、日常の中で四季を楽しめる散策コースを、ぜひ歩いてみてはいかがでしょうか。

境川沿い遊歩道「湘南桜並木」
住所:神奈川県藤沢市南藤沢10-5
アクセス:JR東海道線・小田急江ノ島線・江ノ島電鉄線「藤沢駅」から徒歩約8分
駐車場:無し

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。